福神祭

「めのうの店 川島」スタッフMです。
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さて、今回は「福神祭」というお祭りのことを記したいと思います。

旧暦のお正月のお祝い事としては中国の春節が有名ですが、ここ出雲大社では旧暦のお正月に「福神祭」というお祭りが執り行われます。

日本では明治5年12月から現在の暦「太陽暦」を採用しましたが、それ以前は「太陰太陽暦」が用いられ、こちらが旧暦と呼ばれています。
旧暦からみた1月1日午前1時(旧元旦の子の刻)に出雲大社神楽殿で執り行われる神事が「福神祭」です。
福の神として称えらています大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)さま、通称だいこくさまから、新年のお福を頂くお祭りです。

お祭りの内容ですが、旧暦の大晦日から大注連縄(おおしめなわ)で有名な神楽殿の殿内に大勢の方が参り、祈祷が奉仕されます。
そして年が明けた元旦の子の刻を、大国主大神さまの御前で迎えるのです。
この旧暦大晦日から元旦にかかる夜だけ、神楽殿内に忌籠る(いごもる)ことが許されているという、特別な時間なのです。
そのため福神祭は、「子(ね)の刻」に始まる神楽殿にお籠もりするお祭り、「ねごもりまつり」とも言われてます。

お祭をお仕えした後には、神楽殿内に張り巡らされた「しめ縄の紙垂(しで)」の取り合いが始まります。
紙垂は、悪病・悪虫・災難を取り除き開運招福の御利益があると言われています。
そのため御利益にあずかろうと争いごとにならないまでの必死さで取り合いをされるそうです。

紙垂(しで)
紙垂は、雷光・稲妻をイメージし、邪悪なものを追い払う意味があります。
注連縄に垂らして神域・祭場に用いた場合は聖域を表す印となり、清浄を象徴するものといわれています。

その後、「福神純金御像」などの福神御像(金・銀・銅)が授与されるという「福授け抽選」も行われ、こちらも大盛り上がりするそうです。

令和5年の旧暦1月1日は1月22日でした。
残念ながら令和5年の福神祭では一般の方の参列はできず、「福授け抽選」も行われなかったようです。

昨今の時勢にも寄り添い、形を変えながらも続いていく「福神祭」。
来年は例年通りの行事が執り行われればよいですね。

開運招福の御利益として紙垂の他に水晶にも「開運招福」の意味があります。
ぜひ当店の水晶をご覧になってみてください。

 

川島の水晶
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