「水無月」の由来

「めのうの店 川島」スタッフMです。
いつも当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

旧暦六月は別名「水無月( みなづき)」ですね。
新暦でいうところの6月20日~7月20日頃が旧暦の六月「水無月」です。

多くの方はご存じかと思いますが、水無月は「水の無い月」という意味ではありません。
「水の月」=「水な月」→「水無月」というところでしょうか。
「無」はもともと「な」であり、現在でいう連体助詞「の」と同じ役割りを果たしているということです。
例えば、水の底=水な底→みなぞこ も同様でしょう。
もちろんこれは諸説ある中のひとつではありますが、一般的にはこの説を是とする方が多いようです。

6月は、1年の折り返し地点に当たる季節。
この時期の日本は気温も湿度も高く、体の不調を多々感じることも多いのですが、農作物にとっては恵の雨の季節。
一年の半分を振り返るとともに、水の恵に感謝してみてはいかがでしょうか。

石のお話をすると6月の誕生石はムーンストーン。

月の光を宿したようなムーンストーンは、古くから神秘的な力を秘めた石として人々に愛されてきました。
その神秘的な見た目から、古代インドでは「月の光の結晶」と呼ばれ、
月が夜道を明るく照らすことから、「先が見える石」「予言の石」としても知られます。
月が女性を象徴することから、恋愛成就・幸せな結婚・家庭にも導いてくれます。
「6月の花嫁は幸せになれる」といわれるジューンブライドにも関わりのありそうな誕生石ですね。

水と月にまつわる神秘的な6月を穏やかにお過ごしください。