暑中見舞いの由来

「めのうの店 川島」スタッフMです。
いつも当店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

8月も終わりに近づき、学校が始まる時期でもありますね。
8月は1年の中でも最も暑い時期であることも多く、日本では昔から「暑中見舞い」という形で相手の体を気遣う習慣があります。
普段なかなか会えない方やお世話になった方へ「元気にお過ごしください」という気持ちを伝えるためのものですね。
この習慣が生まれたのは、お盆に先祖の霊に供える品を持って里帰りをしていたという江戸時代の習慣に由来しています。
それが次第に「夏の挨拶状」という形で定着し、挨拶状のみを送る習慣へと変化していき、大正時代には現在の「暑中見舞い」の形となりました。
しかし、暑中見舞いの時期は二十四節気でいう小暑(7月7日頃)から立秋(8月7日頃)前まで。
8月末の今の時期に出すのは「残暑見舞い」です。
残暑見舞いは「暑さが残る時期」、暑中見舞いは「最も暑い時期」に出すものということですね。

とはいうものの、暑中見舞いや残暑見舞いもパソコンや携帯電話で済ませる時代にもなってきました。
それでも相手の健康を気遣う気持ちはいつの時代も同じ。
最近なかなか会えないご友人や親しい方などに「残暑見舞い」という名目でメッセージを送ってみてはいかがでしょうか。